マグネシウム風呂に”死海の塩”を使うときの注意点

健康

最近、藤川徳美先生のブログ記事で”死海の塩”の効果を読んで、これを初めて使ってみた実体験談である。
これはニチガで販売されている商品で、成分はどちらも塩化マグネシウム(フレーク)であり、紛らわしいので”死海の塩”を「DeadSeaSalt]、”塩化マグネシウム”を「BathSalt」で述べることにする。購入する前に、メーカーのニチガに問い合わせたところ、塩化マグネシウムの含有量は同じと聞いたが、その他のミネラル類の成分は公表されていないので不明である。

前記事「マグネシウム風呂は何故必要か?」でも述べたが、この半年程はBathSaltを使っていた。我が家の浴槽では約260Lの湯量が標準なので、通常BathSaltを60gカップに4杯 、60×4=240gを入れていた。ニチガのHPでは、”お湯80〜200Lに対し、BathSaltを15〜50gを目安に入れる”を書かれているが、その約4倍の量を使用していたことになる。しかし、別段異常を感じなかった。毎日ではなく、一日おき位の頻度なので影響が出なかったのかも知れない。

昨夜、BathSaltを使い切ったので、DeadSeaSaltを初めて使った。使用量はBathSaltと同じだった。湯船に浸かった時、少し香りを感じた。BathSalt は無臭だったので、何か違う感じがしたが、嫌な香りではなく、無機質で表現出来ない香りである。そして湯上り後の身体の温まり具合が凄く、BathSaltとは明らかに違う体感であった。しかしその後、息苦しさを感じるようになった。自分だけの症状かと思い、家内に聞くと、別に異常はないとの事であった。

翌朝、起床直後から息苦しく、食欲もなく、朝食は食べられなかった。家内も身体中が赤くなり、少し痒みを感じ、息苦しさも少しあると言った。DeadSeaSaltの使用量を間違った様であるが、BathSaltの使用量がソモソモ間違っていたのかも知れない。ニチガのHPでも、DeadSeaSaltの使用量はBathSaltと同じ、”お湯80〜200Lに対し、BathSaltを15〜50gを目安に入れる”となっているので、同じ感覚で使ってしまった。DeadSeaSaltに関しては、260Lのお湯であれば、60gカップ一杯で良かったのかも知れない。

調べると、藤川先生のブログではBathSaltを通常200gを使用していて、この量でDeadSeaSaltに切換えた場合、効果が強すぎるので100〜120gに減らしたことが記載されていた。私の場合は、この量の2倍を使用したことになる。一回だけの使用で、これだけの症状が出るとは恐ろしい限りである。過剰摂取には十分注意しなけれがならないと反省している。

マグネシウムの経口過剰摂取は尿や便で排泄されるので、通常の人は心配ないと云われているが、経皮からの過剰摂取はどうなるのか? ここ数日間経過をみて、対策を考えてみるつもりである。

追記—–2024/03/01—–
過剰摂取から3日間は息苦しさが消えなかった。家内は結局皮膚科に行き、塗り薬を処方され、当分マグネシウム風呂は控えるようにと言われた。今日で丁度1週間になるが、私の場合は一応平常に戻った感じである。マグネシウムカプセルの経口摂取は出来ているので、 今日から当分の間は水素風呂に切り換えて、その後DeadSeaSaltを60gカップ一杯で試してみるつもりである。

追記——2024/3/15—–
BathSaltは60gカップに4杯も入れていたのに、DeadSeaSaltはカップ1杯で十分の様である。湯上り後のホカホカ感もあり、同じ塩化マグネシウムでありながら、これだけ違うのかと正直驚いている。家内の皮膚にも異常はなく、この量で効果があれば、経済的にも有難い話である。