私のスマホ歴は長い。2007年7月に初代iphoneが発売された翌日に購入して以来だから、もう18年になる。当時はガラケー全盛時代だったから、スマホは珍しく、その利便性がよく知られていなかった。私はその当時、ヨーロッパに旅行していたので、ガラケーとノートpcがコンパクトなiphone3に置き換わるのが魅力で入手した。アプリの数も少なかったので、現在のような多機能、利便性はなかったが、電話とネット環境があるだけでも充分だったのである。
その当時に比べて現在のスマホ環境は隔世の感がある。AIの進化もさることながら、電子決済と云う生活手段が不可欠のものとなり、スマホ無しの生活は不可能である。とは云え、四六時中スマホを手放せない若年層とは違い、私の場合は外出時や通販での商品購入時しか使わない。通販の決済はパソコンが主であるが、認証番号がSMSで送られてくるので、スマホが必要になる訳である。又、スマホは銀行口座の管理にも使っているので、必要不可欠のものとなっている。
2000年代始め頃から電子決済はあったが(例えば、suica、クレジットカード等)、スマホでの電子決済が普及してきたのは10年位前からだったと思う。スイカ(カード)で改札口を通るのが通常化した後、モバイルsuicaがスマホで使用出来るようになり、Apple-watchで通過出来る利便性が捨て難いものとなった。今では色々の電子決済が乱立しているが、私が主に利用しているスマホ電子決済は次の5種類である。
1,モバイルsuica
2,ApplePay
3,PayPal
4,デビットカード
5,VANDLEカード
これらの電子決済を導入する前提として、銀行口座の管理を徹底しなければならない。それは昨今の社会現象である個人情報の漏洩、クレカ不正利用、なりすまし、等などに備える為である。私の場合は総合口座を止め、普通口座と預金口座を分離して、決済はこの普通口座で行い、もし被害にあっても許容できる範囲の金額しか口座には入れない。又、クレカは持っているが、このカードを直接使うことはしない。
それでは前述した5種類の電子決済を見てみよう。
1,モバイルsuica
調べると、2016年にモバイルsuicaがiphone上で使えるようになり、私はその翌年辺りでこれを使い始めた。息子のお下がりであるApple-watchにモバイルsuicaアプリを入れて、主に乗車券の 決済に使っていた。 しかし、最近は駅ナカ、デパート、通販、一部の商店、タクシー等でも使用できるようになり、飛躍的に利便性は向上した。チャージ式なので、残高以上の金額が使えないので、入出金の視覚化が出来、何らかの被害にあっても、小額で済む。8年近く使っているが、トラブルは一切無い。
このカードはチャージ式で¥20000が上限である。スマホのアプリ上で残高管理と入金操作を行い、紐付けは当然デビットカードである。 iphone内に2枚のsuicaを登録して、一枚はapple-watchのエクスプレスカードとし、残りの一枚はiphone本体で予備的に使用している。
2,ApplePay
Apple-waletの登録カードはJCBデビットカードである。最近どうか?解らないが、以前はVISAのカードは使えなかった。 もう一枚は前述したiphone本体上のモバイルsuicaである。
この決済の残念な点は使える場所が殆ど無いに等しい事である。私の場合はApple-storeの商品購入にしか使用実績がない。
3,PayPaL
PayPalの位置付けはオンライン決済に特化した代行サービスと解釈すれば良いだろう。以前の記事でも書いたが、クレカの危険性はカードNOだけで、決済が成立する点である。この危険性を避けるためにワンクッション噛ませる為の不可欠のサービスと思っている。国際的に著名なサービスなので、海外送金や外国商品の購入に便利である。
この紐付けにはVISAデビットカードを登録し、スマホ上のPayPaLアプリで入出金の管理をしている。
私は主にiHerbでの商品購入にこれを使用している。最近、国内のオンライン通販やパソコンパーツshopでも決済出来るようになり、使う機会が増えた。PayPayと混同しやすので注意が必要である。PayPayはソフトバンクとLINEヤフーの合弁会社で、後ろに中国と韓国の影があり、使う気はしない。
4,デビットカード
このカードはクレカと違い、即時決済の出来るカードである。使用するために重要な条件は、前述した様に総合口座を止め、普通口座と預金口座を分離することである。総合口座でデビットカードを作った場合、普通口座残高を超えて商品購入をすると、口座の残金がマイナスとなり、歯止めが効かない事になるので注意が必要である。
最近はクレカでなくても、デビットカードで決済できるshopが増えたので、入出金管理には都合が良い。クレカの場合は口座の決済が最大で1ヶ月遅く口座残高に反映されるので、不便である。私は複数の銀行アプリをスマホに入れて管理しており、商品購入後に通知がその都度くるので、安心である。
5、VANDLEカード
最近、三菱UFJ銀行が始めた決済方法で、これはチャージ式のクレジットカードである。スマホの電話番号だけで作ることが出来、上限¥30000円までチャージ出来る。ポチッとチャージと云う後払い方式の入金方法もあるが、金利がベラボーなのでお勧めではない。クレカを登録して、チャージするのが無難である。最大の利点はクレジットカードとして使用出来るので、ほぼ全ての通販で通用する事である。
残念な点は紐付けがクレカで、デビットカードが使用できない点である。私は以前から一枚だけ持っていて、使うことがなかったクレジットカードを已む無く登録している。生のクレカ情報が購入先で見えることがないので、幾分安全かも知れない。支払い状況はVANDLEアプリで確認出来るので問題ないが、銀行口座の残高情報は遅れるので、その点は不便である。
このカードは物理的カードも発行可能であるが、私には不要なので、スマホ上でしか使用しない。 今迄代引きで購入していた商品がこのカードで決済出来るので、経済的にはメリットとなった。
以上、5種類の電子決済方法を見てきたが、一番使用頻度が高いのはモバイルsuicaである。続いて、VANDLEカード、PayPaL、デビットカード、ApplePayの順である。しかし昨今、近所の一般shopで使える電子決済はPayPay、d払い等が増えているのに、私の利用している電子決済方法があまり広がっていないので、普及が待たれる処ではある。