フォトロンがreleaseした国内初の2D-CADソフトである。windows-XPの時代では図脳sketch6として、広く?使われていた筈である。独自のアルゴリズムで作られており、現在主流の他のソフトから見れば、少し風変わりかも知れない。しかし、補助線を駆使した描画操作に慣れてしまうと離れ難いものが有る。
現在では図脳rapidとして存続しているのも、この要因が有るからかも知れない。
私はOSがlinuxなので、次の様にして使用している。
ubuntu2004の仮想環境vertual-box上にゲストOSとしてwindowsXPをinstallして、この中で図脳sketch6を動作させている。唯、この動作環境を構築するには特有の手順が有るので、それについて述べておく。
問題点は前述のようにinstallしただけでは動作しない。幾つかの制約がある。
1,AMDのCPUでは動作しない。intelのCPUが必須となる。
2,ubuntu1604のvertual-box上でwindowsXPにしかinstall出来ない。
従って、この状態でinstallした後、ubuntu1804ー>2004へとupgradeする必要が有る。
何故、此処までして使うのか? linuxでfreeのlibreCAD、draftsight等が有るのに、、、
その理由は冒頭で述べた事と過去のデータを再利用する場合があるので、必要だからである。
大手メーカー製品の様に一定数のロット生産をすると、廃盤とし生産しない。しかし、零細企業の場合は少量受注生産の為、 年間数台を数年に渡り、製作する場合がある。 年間2,3台を20数年作り続けた経験が有る。
新製品だから良い、古い製品は悪いと云う事はない。
現在販売中の図脳rapidを購入すれば、前述のような手間暇掛けて古いものを使い続けなくても良いではないか!と言われるかも知れない。その答えは簡単である。windowsが嫌いだからである。
MSDOS、windows95、98,2000,の時代に酷い目に合っており、その様な製品を平気?で高額販売し 、億万長者になったビルゲイツが許せないと思っている。もし、図脳rapidにlinux版が出れば、迷わず買うか? この答えも微妙である。
windowsに関しては別の機会に記事を出すツモリだ。