Windowsはお金が掛かると思っていないだろうか?MicrosoftOfficeの高額に呆れるし、OSのupdateにも以前は費用が発生した。Windows10からupdateは無料となったが、期限付きであり、将来有料になる可能性が有ると思う。 私は40年以上パソコンを使い続けているが、色々な理由で現在はWindowsからLinuxに乗り換えて、何の問題もなく使用出来ている。私の過去の実体験から、Linuxに移行する後押しを願って、この記事を書くことにした。
1980年代になり、CPUが16bitの8086になり、OSもMSDOSになった。NECのパソコンPC9801が発売されたが、かなりの高額であった。その後、CPUが80186,80286,80386とupgradeする度に、NEC製のpc9801パソコン本体を購入する必要が有り、極めてCPも悪く、speed-up感もそれ程無かった。このことでNEC嫌いになり、現在に続いている。又、MSDOSも頻繁にfreezeし、苦い思い出しか残っていない。Microsoft嫌いになる序章ともなった。
この時代、apple社のMacintoshが存在していたが、ハード的に機密性が高く、拡張スロットもなかったので開発用パソコンには向いていなかった。これは2023年現在迄続いているが、独自路線を厳守した結果の是非を今となっては判断することは出来ない。つまり、ソフト環境の特化した分野ではwindowsより優れている部分も有るからである。
1995年頃、windows95が出て、98,2000へとversion-upし,2000年にはwindowsMEとなったが、OSのupdate毎に費用が発生した。又、この時点でも有名なブルースクリーンが消えることはなかったが、産業用としてISAバスの拡張ボードを使って、外部機器を制御する機会も結構あった。次のwindowsXPになり、やっと安定した動作をする様になったが、それまでの状況が酷かったので、素直に喜ぶ気にはならなかった。
Microsoftが嫌いになった最大の出来事がある。OSのversionは忘れたが、或る技術的問題の件でMicrosoftに問合せが必要となり、有料であったがやむを得ず質問した。「〜の機能を使えば〜が出来ますか?」と云う質問に対し、答えは「はい、出来ます」それだけだった。これだけで2〜3万の費用が発生した。「どの様にすれば、宜しいか?」との質問には「それは別費用となります」と言われた。「yes/no」だけで2〜3万円も取るのかと粘ったが、受け入れられる事はなかった。この時の憤りは今でも残っている。
2000年代はwindows-XP,-vista、-7へとupgradeしていき、他に選択肢が無かったので、已む無く使用していた。開発環境がwindowsに限定されていたので、仕方のない話であった。しかし、2005年頃からlinuxを耳にする様になり、OSの乗り換えを意識するようになった。パソコンのハードは当然自作していたので、余っていた古いパソコンにlinuxをinstallして使うことに何の躊躇もなかった。ubuntu8.04lts当たりからスタートして、事務系のアプリから徐々に移行した。開発ツール関係はwindows版しか無いので、併用する状態であった。
2011年震災の年、会社を引っ越した際、思い切って全システムをlinuxに切り換える決心をした。取り敢えず、事務関係をubuntu10.04ltsに移行し、技術系のwindows版しか無いCADソフト関係は仮想化ソフトVB(virtualbox)にwindowsXPをinstallし、ここにCADソフトを入れて使用した。データは同一パソコン内でネットワークを介して読み書き出来るので、不便さを感じることはなかった。ハード絡みの開発ツール関係はWindows版しか無いので、ロジアナ、プロトコルアナライザー等は横にdisplayを並べて、デバッグ時に使用した。
ubuntu16.04ltsになり、GUI操作が増え、使いやすくなった。MicrosoftのOSやアプリは値段が高すぎる。事務系でWindowsを使用していた頃もMicrosoftOfficeは使わず、LibreOfficeを使っていた。互換性も充分あるし、基本操作に違和感もない。高額なMicrosoft製品を買う必要は全く無いのに、何故皆んなはWindowsに拘るのか?疑問である。
現在、ubuntu22.04LTSとなっているが、操作性も向上して使いやすいし、何の不満もない。全て無料でソフトを使用できるし、操作に困った時にはネット上に情報が溢れているので、検索すれば容易に問題解決出来る。更に、最近気付いたことであるが、network技術者らしいブログで、Windowsの仮想空間(VB、VM)に。Linuxをinsatllして、開発する記事を見ることが有る。networkの開発ツールはLinuxが主流であり、それなら、linuxをhostOSにして、gestにWindowsを載せるほうがマシだと思う。最近のWindows10ではWSL機能で、Linuxコマンドを使えるようになった様であるが、Microsoftもこの事を感じているのかも知れない。
Linuxに関する詳細な情報はネットからも取れるが、隔月刊の雑誌「日経Linux」がある。Windowsからの移行手順や無料アプリの紹介等も豊富に記載されているので、一読をオススメする。
金食い虫のWindowsを捨てて、Linuxに移行すべきである。それは何時か?、、、今でしょ、、、