コロナが始まった頃、手は勿論のこと、日用雑貨、食品、、、、等のアルコール消毒が推奨されていた。消毒液スプレーやシートで吹きかけたり、拭いたり出来る物は問題なかったが、書類、本、郵便物、日用雑貨、、、等はどうすれば良いのか?と迷った経験はないだろうか! それに対する解決策がこの記事の主旨である。
コロナが終わろうとしている時期、遅きに失する感はあるが、ウイルスの殺菌箱を作る方法を述べておく。実は昨年(2022)の春頃に作って実用化し、重宝していたので、ウイルス共存の将来にも必要性があると思い、備忘録として残しておく。
何故、殺菌箱なのか? その理由は先に述べたアルコール消毒の出来難い物、つまり消毒液を吹きかけたり、拭いたり出来ない物に対応するためである。但し、紫外線により悪影響を受ける物、例えば、ワイン、食用オイル、、、その他への使用は出来ない。具体的にはダンボール箱内にアルミ箔の様な物を貼り、殺菌灯の紫外線でウイルスを消滅させる方法である。水槽に入れて使用する殺菌灯はかなり強い紫外線を出して、水の汚れを消毒する為に使用されている。
用意する物
● 適当な大きさの厚手のダンボール箱
● 殺菌灯(AC100V用)
● タイマー(AC100V用)
● アルミ箔の様な紫外線を反射するもの
● 養生テープ又はガムテープ
● 金網(餅焼き用)
先ず、適当な大きさのダンボール箱を用意する。私の場合は写真の様なりんご箱を用意した。寸法は縦32x横44x高さ32cmである。
次にダンボール箱内部全体にアルミ箔の様な反射シートを養生テープやガムテープを使って貼り付ける。私の場合は使用済のプロテイン袋を裏返して使用した。アルミ箔より厚みがあって、強度があるので、廃品利用した訳である。下記写真のように多少隙間があっても、紫外線を反射すれば良いので問題はない。
シート貼りが完了したら、ダンボール箱の側面に穴を空け、殺菌灯を 内部に入れて上下をテープで固定する。この時、殺菌灯のACケーブルの引き出し穴を完全に密閉し、紫外線が漏れないようにする必要がある。
上の写真で見える三角状に折り曲げた金網の意味は書類や紙などの裏表が出る様にするためである。物を入れる時、出来るだけ重ならないようにする事が大切である。
最後に、殺菌灯のACケーブルプラグをタイマーに接続し、タイマーのプラグをACコンセントに差し込む。但し、殺菌箱のフタを完全に閉じた状態で行うことが必須である。点灯した殺菌灯を直視してしまうと、紫外線により目をヤラれてしまう危険があるので要注意である。 もし殺菌灯の点灯状態を確認したい場合は、普通のサングラスではなく、その殺菌灯に適合した紫外線カットサングラスを付けて行うことが条件である。
消毒、殺菌したい物を箱に入れた後、殺菌箱上部のフタ部分から紫外線が漏れる危険性を考えて、念の為、厚手の布や遮光できる代用品を被せると更に良い。タイマーの設定時間は30分から1時間にする。タイマーをONにした後は絶対にフタを空けてはいけない。開ける際は、タイマーOFFを確認し、更にACコンセントからタイマーのプラグを抜く位の注意力を持って行うこと。
製作する場合は当方は責任を負いかねるので、自己責任で行う事とする。
繰り返しになるが、*** 最大の注意点は殺菌灯を絶対に直視しない事である。 ***