長年、右足の小指、薬指の皮が剥けたり、水疱ができたりしていた。或る時、かなり大きな水疱が薬指と小指の間にできたので、行き慣れていた整形外科で診て貰った。見た目だけで、水虫と言われて、1年間塗り薬を毎日続けたが、治らなかった。先日、湿布剤の貼り過ぎで、肌荒れが酷くなり、皮膚科に行った時、ついでに足を見せたら、水虫菌の検査をしてみましょうとなった。その結果、菌は居ないと診断された。病名は判らなかったが、軟膏を処方され、朝晩一週間ほど塗ったら、嘘のように治ってしまった。あの整形医の水虫と云う診断は何だったのか?、無駄な一年間は何だったのか?
耳の外耳から中耳付近が痒くて、粉状の耳カスが出た。もう数十年前からであり、色々な医者にも行った。耳鼻科で外耳炎と診断され、リンデロン軟膏を処方されて、長期間塗布したが、止めると再発する、繰り返しだった。これも先日の皮膚科で診察して貰い、処方されたxxx軟膏をつけると、嘘のように改善した。症状の出た部位により、診察科を選んではいけないと云う教訓を学んだ。
もう半世紀以上前の話であるが、私の母親は49歳で亡くなった。或る時、目の調子が悪いと言って、眼科で診てもらったら、眼底出血があると言われた。大病院で検査をしたら、脳腫瘍があると判り、精密検査の結果、原発は肺癌と判明した。肺から脳へ転移していたので、末期状態だったと言える。脳腫瘍の除去手術をしたが、円形に切り取った頭蓋骨は戻されず、頭皮だけを縫い戻した状態だったので、窪んで見えた。肺癌の方は大動脈の根元付近にあり、当時の医学では手術は不可能と言われ、1年弱で他界した。当然、町の内科医院に行って、診察を受けていて、異常がないと言われており、眼科に行って判った事実である。この例も早めに眼科に行っていれば、早期発見に繋がっていたかも知れない。
目の事で思い出した辛い話がある。私は次男を病気で死なしている。息子が2歳半の頃、瞼に内出血の痕があった。他の部位であれば、どこかにブツケたのかも知れないと思いがちであるが、流石に瞼では気が付く筈であるから、これは尋常では無いと思った。病院で検査の結果、急性白血病と診断された。当時の医学では不治の病であったが、医者は出来る限りの手立てを尽くしてくれたと思う。しかし、半年を待たずに他界した。
医者からは後学の為に、解剖させて貰えないかと頼まれた。私はそれを拒絶した。前述の母親の時にも同じ話があり、解剖を許した結果の後悔の念が忘れ難いものであったからだ。火葬場で、母親の骨に混じって、何本もの鉄製カスガイが出て来た。これを見ただけで実状を把握できた。耐え難い思いであった。この事を知っていたので、息子にはせめてこの様な思いをさせることが出来なかったからである。
話を元に戻そう。以下に私の知る限りの範囲であるが、自分の専門分野を越えて、臨床体験を踏まえて活躍している優秀な医師達の例を記しておく。
広島の藤川徳美先生は精神科医である。しかし、診察内容は総合診療科といっても良い。 薬物治療に限界を感じて、臨床体験を基本とした独自の治療法を考え出している。前記事(メガビタミン健康法)参照
沖縄のまーてる先生は歯科クリニックである。 めまい、頭痛、不眠、、、この症状でこの医者に行く人はいるか?彼は血液分析により、病状を把握して、歯科を越えた治療をしているようである。私はこの先生の動画から喘息に水素風呂が有効であることを知った。前記事(喘息と水素風呂)参照
北海道のJPSikaDoctor(通称:シカ先生)は循環器が専門と言っているが、感染症に詳しい。コロナワクチンの危険性を多数の論文から読み解いて、自論を展開している。私の様な素人でも納得できるような理論である。この様な説得力のある医師がワクチン分科会のメンバーであったらと以前から願っている。