油絵を描く前、実は色鉛筆画と水彩画の時期があった。 或る文房具店で何気なく目にとまったのが、水に溶ける色鉛筆であった。当時は油性の色鉛筆しか知らなかったので、手に取って眺めている内に無性に絵が描きたくなった。早速購入して、水彩画用のノートに身の回りの小物類を描き始めた。子供の時以来だから、半世紀ぶりになる。2010年5月から9月頃の時期であった。
最初、水彩色鉛筆は文具店で見かけたSTAEDTLERの3角軸の12色セットや英国の著名なメーカDERWENT製の水彩色鉛筆を使って、「A.C.SKETCH」と云う製品名のケント紙のB5,B6版ノートに絵を描いていた。ケント紙は滑りの良い紙なので、色鉛筆には最適であると思う。いずれは絵日記の様なものにしようという気もあったが、描く記事に合ったモチーフはなかなか有るものではない。なので、その気持ちは自然と消えていった。もう一つの理由はこのノートが廃盤になってしまった事でもあり、僅か5ヶ月位で色鉛筆から離れてしまった。
これ以降は水彩画に移ることになるのだが、それは次の記事で述べることにする。
この期間に描いていたものを一部ではあるが、 恥ずかしながら、載せてみる。
補足事項
ステドラーとダーウエントの水彩色鉛筆の違いを比較する。
下図の左に有る’I’がダーウエントで’e’がステドラーである。例えると、ダーウエントはクレパス、ステドラーはクレヨンと云う感じで、各カラーの右半分が水で溶かした場合である。使い分けるとバラエティにとんだ絵が描ける筈である。