薬には必ず副作用がある。但し、個人差があるので、万人に適応するとは限らない。
50歳後半から60歳半ば、花粉症の時期2〜5月に花粉症の薬「エxxxル」を飲んでいた。1日一錠であったが、良く効いた。丁度この時期に関東南部から北部に引っ越しをして、環境が変化した要因もあったかも知れない。
ある時、心臓の動悸が一瞬不規則になり、酷いシャックリの様な感じだった。この様な状態が一日に数回、頻発した。当然内科に行ったが、心電図、聴診器での診察タイミングには症状が出なかった。大手病院を紹介され、ホルター心電図検査を受けた。これは脈拍検出のセンサとコントローラを身体に24時間装着し、データを記録保存する装置である。装置にはボタンがあり、不整脈を感じた時に直ぐボタンを押して、本人が感じるタイミングに不整脈が発生したかを確認できる。そして、不整脈の発生頻度と波形を調べて、病状を特定出来るものである。
診断結果は「期外収縮」で、脈拍の規則的周期が一瞬ズレる症状だった。これの小さな状態は誰にでも有るようで、ハッキリと感じないだけらしい。私の場合はシャックリ状態だったので、完全に自覚出来た訳である。しかし、処方はされなかった。出来なかったと云うのが正確かも知れない。
不整脈には他に徐脈、心室細動、心房細動があって、これらは治療が必要のようである。酷い場合はペースメーカを埋め込む事になる。
その様な訳で、治療法がないと云われて、この儘の状態が続くのは辛いと思った。何か自分で出来ることはないか? 思い付いたのが今飲んでいる薬を止めてみようだった。それで行き当たったのがエバステルである。結果は驚くべきものであった。2〜3日後にシャックリの様な動悸は無くなった。
次の副作用は、降圧薬の「ミxxxxス」である。高血圧を下げる薬で、確か1日一回服用するタイプの薬である。
どれ位の期間飲み続けたか?記憶が定かではないが、1年程度かも知れない。「エxxxル」程ではないが、ハッキリと感じられる不整脈であった。この薬の副作用を調べてみると、副作用の主なものは10例、重篤なものは約40例、その他は約60例となっている。合計110例の副作用があるのに、一体どれだけの人が経験しているのかは不明だが、薬とは実に恐ろしい物である。
医者にこの薬の副作用=不整脈を告げると、事もなげに「それじゃー降圧薬は一切飲めないよ」と言われた。私は降圧薬の服用を即座に止めた。 そこで次に取った行動は減塩による食事生活であった。 この具体的方法は別の機会に述べることにする。
痛風の治療薬で名前は忘れてしまったが、やはり副作用があった。飲み始めて数ヶ月で睡眠障害の様な症状が出た。眠たくてしょうがないのに眠れない感じである。服用を止めると、症状は出なくなった。この時も薬を服用せずに痛風の再発を防止する生活に切換えたが、詳細は別記事で述べることにする。