”薬と副作用”の記事で述べたように、降圧薬の服用をやめてから、どの様にして高血圧を克服したか！の詳細である。先ずやる事は減塩の食事である。唯、高血圧の原因が食塩ではない人がいるらしいので、この人は例外とする。
通常、日本人の塩分摂取量は１日あたり１１ｇと云われている。ラーメン一杯は６ｇ前後らしいので、２杯食べると１日分の摂取量となる。私の場合は一日当りの塩分摂取量を６ｇにすることから始めた。それには先ず、食品個々の塩分含有量を調べる必要が有る。食品には必ず食塩含有量がラベル等に記載されているので、これを見て、小匙一杯当たりの塩分を計算する。そして、食品毎にその数値を紙に書いて、台所の見える場所に貼っておく。
朝昼晩の３食毎に計算し、１日の合計が６ｇ以下になるよう努力する。始めは、味の薄さに嫌気が差して、意志が折れそうになるが、これを克服しなければならない。１〜２週間我慢出来れば、続けられる筈である。
又、塩分の多い食べ物は当分の間諦める。例えば、ラーメン、汁の多い麺類、 その他、味の濃い食べ物は出来るだけ避ける。そして、１日の塩分摂取量をノートに毎日付ける。同時に、朝夜２回、血圧測定をして、メモること。これが極めて重要である。血圧と塩分量を目視する事により、モチベーション(motivation)が上がり、継続が容易になる。
早くて数ヶ月、遅くて６ヶ月すれば、血圧は正常値になる筈である。この状態に成れば、たまにラーメン等を食べても血圧が上がることはない。もっとも、薄味に慣れてしまうので、ラーメンの様な味の濃い食べ物は塩辛くて食べたくなくなるかも知れない。
