高齢者免許更新の認知機能検査に記憶術を使う

学習

高齢者の免許更新が70歳を越えた時、認知機能検査が義務付けられている。
検査内容は次の様な内容であった。
1,検査当日の年、月、日、曜日、時、分を書く
2,イラストパターンの暗記、手がかりあり、無し
3,数字を斜線で消していく
4,時計の描画(検査官が何時何分を指示する) 2022年5月からは廃止された様である。

私の場合は73歳の時、この検査を受けた。上記内容から見て、2が最も手強い項目であった。イラスト4パターンがTV画面に表示され、これを1分間?に憶え、パターンを変えて、4回繰り返される。合計16のイラストを憶える必要がある。次に3が入るが、これは時間を空けて、記憶を低下させる目的のようで、採点は無い。これが終わると、2の解答をヒント無しで思い出して用紙に記入する。これが意外と難しい。私の場合は半分位しか解答出来なかった。続いて、ヒント有りの検査では、検査官がパターンの種類を言ってくれる。これで幾つかのパターンを思い出す事が出来た。最後は検査官が言う何時何分を、白紙に時計の図を描き、長針、短針を明記する。

後日検査結果が送られてきた。合格点は76点以上で、私は78点でギリギリsafeであった。周りの知人や友達に聞くと、殆どが90点前後を取っていた。shockだった。 昔は毎日車に乗っていたが、70歳を超えると週に1,2度乗る程度だから、検挙される確率も減り、当然ゴールドカードである。5年後の78歳で再度この検査を受けた。前回の教訓から、対策をして臨んだ。結果は100点であった。どの様な対策をしたか?を述べる。

ここで登場するのが記憶術である。記憶の方法にも幾つか種類があるが、私が採用したのは場所法記憶術である。この方法はギリシャ時代からあったそうだが、現在でも記憶術の単行本が数多く出ているので、参考にすると良い。場所法をは自分でイメージし易い場所を決め、そこに憶えたい物を結合して連想する方法である。例えば、自分の家の中、外回り、近所の家並、通勤通学路、自分の身体等に順番を決めおき、そこに憶えたい物を出来るだけ大げさな情景を結びつけて連想する。

検査パターンは16あるので、少なくとも場所は16箇処確保する必要がある。そして、検査の2〜3ヶ月前から連想トレーニングをしておく。検査当日、この場所に出題されたパターン4個を順番に紐づけして憶えて行けば良い。

この場所法記憶術が認知機能検査のイラストパターン暗記に最適で有ることが判る筈である。