この学習法はドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線に沿った、実践的、具体的手法を提言するものである。wikipediaによれば、記憶が一日後には34%に低下し、6日後には25%、一ヶ月後には21%になる。(下図:表1を参照。)この忘却曲線が意味するものは、記憶した日を基準として、一日後、3日後、一週間後、1ヶ月後に再記憶をすれば、忘却曲線のカーブが緩やかになり、長期記憶に定着する事を意味している。
表1
wikipediaから転載
現在、私はこの方法を英会話学習に取り入れている。具体的にどの様に実践するかを下図:表2にて説明する。 X軸は学習日で、Y軸はページNO.である。 概要としては学習日、一日後、その3日後、その5日後、一ヶ月後に再学習する。1頁づつ学習日をズラシながら、一ヶ月迄は一日2頁であるが、一ヶ月後には3ページになる日もある。 この詳細は表3で説明する。
下図表3は学習スタート付近を表示している。学習初日は1頁、2日目は同じ1頁、3日目は2頁、4日目は同じ2頁と進める。5日目は1頁が3日目になるので再学習し、更に3頁を同時に学習する。この繰り返しで、10日目に最初の1頁を再学習すると同時に5頁の2回目も学習する。10日目のページが一日飛びでズレながら、次のページの2回目学習と同時進行となる。
次の表4は一ヶ月後の部分を表している。1ページの一ヶ月後の再学習と11頁の5日後の再学習と15頁の2回目再学習、合計3頁の学習となる。2頁以降も一日置いて、この繰り返しとなる。1ヶ月で約15頁を学習する計算である。これを最終ページ迄繰り返えすが、これで終わりではない。その本の1周めが終了したら、続いて2周目に入る。2周目が完了したら、1頁をチェックして記憶出来ていない場合は3周目のスタートとなる。
この歳になってやっと理解した事だが、学習と云うものは繰り返しが不可欠である。特に、語学学習に於いては絶対である。
私は今、この学習法で瞬間英作文、音読、英単語学習を続けている。