灯油缶収納兼作業台の製作

生活

何時の頃からか、私の木工作業場は玄関であった。一般住宅で工房を持てる人は限られているし、財力のない私にとっては玄関が分相応と云うものである。 振り返ると色んなものを作ってきた。棚、本棚、speaker-box、収納ラック、作業台、wood-deck、犬部屋、、、等など、数えるときりがない。DIYが趣味という訳ではなく、必要に迫られて作ってきた物ばかりだし、これは生活の一部である。

下記写真は2x4材を使って、玄関用作業台として作ったものだが、何時しか灯油缶置き場となっていた。玄関先なので、上から布切れを被せて、体裁を繕っていたのであるが、 家内の要望もあって、見苦しくない家具風の灯油缶兼用作業台を作ることにした。


出来上がったものが下記写真であるが、下を灯油缶置き場とし、上部が作業台の格納スペースとなっていて、作業台は足部分を折り畳んで収納する仕組みである。アッシュウオールナット色の表面処理をした「Lumber-Shelf」と云う集成材を、従来の作業台に取り付けて、前面、天板を開閉出来る構造となっている。この集成材は塗装の処理が省けて、見た目も悪くないし、家具風に見える点が秀逸である。


作業台を引き出して、次の写真のように設置すれば、作業台となる。片側を従来の作業台にクランプで固定し、反対側の足を立てれば、簡易作業台となる。従来は玄関の板敷きにしゃがみ込んで作業していたので、足腰への負担が大きかったのであるが、立って作業できる様になり、極めて良好である。

実を云うと、”死に活”(終活の末期)に入ろうとしていた時期なので、物を作るのは逆方向の意味もあるが、ピンコロを希望する身にとって、消極的志向は厳禁とも考えられ、志向転換した次第である。

今後はこの作業台をベースとして、多機能ワークベンチにversion-upする計画である。
table-vise、table-clamp、丸鋸テーブル、トリマーテーブル、cyclone集塵機、木工用治具類等、、、、を予定しているが、全てを作り終える迄、生きていられるだろうか?