3年近くビタミンDを飲んでいて、最近感じたことがある。藤川徳美先生の「メガビタミン健康法」ではビタミンDはATPセットにプラスするアドオンセットになっている。ビタミンDは人間の体内で合成されるが、必要とされる摂取量を摂れている人は殆どいないとされている。真夏の太陽を15〜20分以上浴びれば、ビタミンD一日の必要量が確保される様であるが、これは不可能に近い。従って、働きの強いビタミンD3を 経口摂取することが不可欠となる。
メガビタミン健康法を始めた頃は”イミューン4”と云うサプリメントを一年程飲んでいた。このサプリは iHerbのプライベートブランドであるCalifornia Gold Nutritionの商品で、ビタミンC,D,Zn,Seが配合されたものである。
California Gold Nutrition, Immune 4(イミューン4)、ベジカプセル60粒
内容は下記、
ビタミンC 500mg
ビタミンD3 1000IU(25mcg)
亜鉛(Zn) 10mg
セレン(Se) 50mcg
この中で、ビタミンDは1000IUだが、始めた頃は自分の適用量が解らなかったので、この量から始めた訳である。又、ビタミンÇ、亜鉛、セレンが同時にとれるのと、当時のキャンペーン(現在はやっていない)で超低価格だった事もその理由である。
一年ほど続けた後、ビタミンD3の2000IUをImmune4と数日間隔で併用するようにしていたり、2000IUだけの場合はZn30を同時に飲んでいた。ビタミンD3は下記の商品で、メーカーには拘らず、適当に選んでいた。
California Gold Nutrition, ビタミンD3、50mcg(2,000IU)、魚ゼラチンソフトジェル90粒
NOW Foods, ビタミンD3、High Potency、2,000 IU、ソフトジェル120粒
これらビタミンD3の2000IUは2年位続いたであろうか、時々クシャミが出て、その原因がよく解らなかった。最近この量を5000IUにして、水のような鼻水が出るようになったことから、自分なりに理解した事実を述べることにする。
さて、これからが本題に入るわけであるが、ビタミンDの強い免疫力については広く知られているところであるが、この免疫力を実体験したので備忘録として残しておく。
私が花粉症になったのは40代後半だったと思う。当時は南関東に住んでいて、スギ花粉にかなり悩まされていた。普段は鼻を噛み噛み生活していたが、さくら満開の頃、友達家族と花見酒になった時、大袈裟に言えば、滝のように涙と鼻水が溢れたことがあった。花粉症の薬は飲んでいなかったので、何の対策もしておらず、完全なる花粉アレルギー状態だった。
50代半ばに南関東から北関東に移住してからは、幾分症状が楽になった気がした。それは土地の関係ではないかと思っていたが、今にして思えば、年齢による免疫力低下が要因だったのかも知れない。この時期から花粉症の薬を飲み始め、60代後半まで続いた。68歳の頃、ある日突然、シャックリのような強い不整脈を感じ、薬を処方して貰っていた開業医に行くと、大病院を紹介された。そこで、詳細な心電図(ホルター心電図)等の検査の結果は期外収縮と云う病名であった。この場合、処方の方法がなく、何のアドバイスも受ける事はなかった。
この原因は花粉症の薬だった訳だが、この顛末は以前の記事「薬と副作用」で詳細を述べている。薬をすぐに止めたのだが、50代の様な強いアレルギー症状は出なかった。つまり、60代後半では免疫力がかなり低下していたのであろう。それ以来、81歳の今まで、薬なしでもそれ程の症状は無かったのである。無駄に薬を飲んでいた時期があったのかも知れない。
3年前からメガビタミン健康法を実践し、最近迄、ビタミンD3の2000IUを服用していた。ここ一年程前から、時々激しいクシャミが出て、水のような鼻汁が出るようになった。原因は全く解らなかったのであるが、ビタミンDの効果で免疫力が少し改善されたのではないか?と気付いた。この事は次に述べるビタミンD3の5000IUの話が要因となっている。
藤川徳美先生のブログで、2024/5/2の記事に’ビタミン Dの始め方’にも書いてあるが、ビタミンD3は5000IUが基本とされている。私の場合は約半年前から、ビタミンD3を5000IU(下記商品)服用していた。今、花粉症の終わる時期であるが、突然、激しく鼻水、クシャミが出るようになった。何故今になって!と思って、考えついたのがビタミンD3の5000IUである。つまり、免疫力が50歳代のレベルまでに回復したのではないか?と云う考えである。
NOW Foods, 高品質ビタミンD-3、125mcg(5,000IU)、ソフトジェル240粒
次の商品:ビタミンD3+K2 はビタミンD3が1000IU、K2が45mcgで、同時にビタミンD3,K2を摂取できるものである。ビタミンDを摂取すると、ビタミンKが消費されるので、ビタミンKを補充出来るメリットがある。その為、私の場合は5000IUにプラスして、このビタミンD3+K2を適当な間隔で飲んでいた。
NOW Foods, ビタミンD-3&K-2、ベジカプセル120粒
ここで花粉症のメカニズムについて、再確認しておく。花粉症は免疫反応が原因で発症することはよく知られている事実である。花粉という異物が体内に入ると、それを排除しようとして抗体が出来る。これが免疫反応である。そして、異物の量が多くなれば、抗体も増え、或る許容量を越えた時点で花粉症として発症する。許容量には個人差があり、免疫力の個人差と云っても良い。花粉症と免疫力はこの様に密接な関係がある。
以上の状況から、私の個人的結論として、ビタミンDの免疫力を上げる事実が花粉症の症状から、奇しくも証明されたのである。 唯、この事は痛し痒しの問題でもある。昔のような激しいアレルギー反応は御免だし、そうかと云って、免疫力を落としたくもない微妙な問題である。しかし、花粉の終わろうとしている時期なので、5000IUをこのまま続け、来年のシーズン到来時にどうするか?検討するつもりである。